エレベーターメンテナンスの手順は?
- 2024.08.20
エレベーターメンテナンスは、エレベーターの安全性や信頼性を維持するために定期的に行う必要がある重要な作業です。
エレベーターメンテナンスの手順は、作業前の準備、点検という手順で行われていきます。
作業前の準備では、メンテナンス作業のスケジュールや作業内容の確認と、作業を開始する前に、適切な安全装置や保護具の準備、必要に応じて、作業を行うための許可を管理者から取得します。
準備が整ったら点検を開始しますが、点検には、外観点検、内部点検、メカニカル部分の点検、機械的な動作確認などいくつかの項目に分けて点検を行っていきます。
外観点検では、エレベーターの外装に損傷や異常がないかを確認する外部の損傷確認や、ドアがスムーズに開閉し、異常な音がしないかをチェックするドアの動作確認、エレベーターの動作表示灯が正常に点灯するの表示灯の確認などがあります。
内部点検では、制御パネルの表示やボタンの動作、配線の状態や接続が正しいか、破損していないか、スイッチやセンサーの動作状態などをひとつずつ確認していきます。
メカニカル部分の点検では、ロープの摩耗や緩み、損傷がないかの点検や、プーリーの摩耗や異常音、振動の確認、油圧システムのシリンダーに漏れや異常がないかの確認などを行います。
機械的な動作確認では、エレベーターがスムーズに昇降するか昇降動作の確認と、ドアが正常に開閉し、センサーが正しく作動しているかのドアの動作確認を行います。
どれもエレベーターを安全に運行するために重要なものとなるため、1つずつ丁寧に点検していくものとなります。