エレベーター据付工事の方法
- 2023.10.20
エレベーターの据付工事は、エレベーターが建物内に正しく設置され、安全に運用できるようにするために行われる重要な工事です。
エレベーターの据付工事が行われる際には、施工図や設計図を確認し、工事のスケジュールが組まれます。スケジュールに合わせて必要な資材、部品、機材、工具を調達し、工事現場に搬入します。
建物のエレベーターシャフトが建設され、エレベーターの据付に適切な場所にあることを確認します。
シャフト内にエレベーターカー、ガイドレール、駆動機構、および安全装置を設置します。エレベーターカーを各階に移動させ、正確な位置に据え付けます。
制御盤やユニット、センサー、ボタンパネルなどエレベーターの運行に必要な電気や電子設備の取り付けも行い、配線を接続することで、エレベーターシステムの制御が可能になります。
設置を終えたエレベーターは、運行テストを行い正常に動作することを確認します。エレベーターの運行テストでは、エレベーターカーの上下運行、ドアの開閉、緊急停止装置の確認などがあり、すべてが正常であることを確認します。
オーバースピードセンサー、非常停止装置など、エレベーターシステムの安全装置をテストし、適切に動作することを確認します。
最終調整として、エレベーターシステムの速度や停止位置などを調整し、正確な運行を確保します。
エレベーター工事の完了後は、施工図や関連資料を整理し、建物所有者や運用者に引き渡します。