エレベーターにはどんな種類があるの?
- 2021.11.19
エレベーターにはいくつかの種類があり、つるべ式、油圧式、巻胴式といったタイプがあります。
つるべ式はワイヤーロープにカゴ室をつるし、その反対側に釣り合う重りを設置して巻き上げていく方法です。
巻き上げモーターの回転速度を調整させながら移動していくため、非常にスピードの調整がスムーズになります。
油圧式はカゴ室の下の部分に油圧ジャッキを設置して、カゴ室ごと上部に押し上げていく仕組みです。
低層のマンションであれば、こういった油圧ジョッキを使用することもありますが、利用頻度としてはかなり少ないです。
人が乗るエレベーターというより、荷物用など別の用途で使用することが多いです。
巻胴式はワイヤーロープが上部に設置されたドラムに巻き取りながら上昇させるものです。
つるべ式と似ていますが、重りを設置していない点が違いです。
イメージとしてはホースをぐるぐる巻き取るようなイメージです。
ほとんどの場合はこの3つのいずれかのエレベーターを設置する形になります。
エレベーターの最も基本的なシステムは、機械室を備えた制御盤によるコントロールです。
エレベーターを設置した後、各部位を細かく検証するというより、制御盤からのテスト運行で、どの部分の損傷や不具合があるか確認できるようになっています。